津田塾大学創立110周年記念
レクチャーコンサート 津田ホールで聴く女性作曲家 秋に舞うピアノの名品たち


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■津田塾大学創立110周年記念
 レクチャーコンサート
 津田ホールで聴く女性作曲家 秋に舞うピアノの名品たち
 2009年11月2日(月) 昼の部 14:00開場 14:30開演  夜の部 18:30開場 19:00開演
 ★全自由席:昼の部・夜の部 一般2,000円 学生1,000円 
         昼・夜連続券 一般3,000円 学生1,500円

         ※昼・夜連続券は津田ホール事務室のみの販売となります。

ピアノ:【昼の部】岸本雅美 森下唯  【夜の部】広瀬悦子 山田武彦
レクチャー:小林緑(国立音楽大学名誉教授)

●昼の部演奏曲目:
 【岸本雅美】
  ・マリア・テレジア・フォン=パラディス(伝):シチリアーノ
  ・マリアンネ・マルティネス:ソナタト長調
  ・ヨゼファ・バルバラ・フォン・アウエルンハマー:モーツァルトのオペラ『魔笛』の主題による6つの変奏曲
  ・マリア・シマノフスカ:ポロネーズ ヘ短調 『20の練習曲および前奏曲集』より
 【森下 唯】
  ・クララ・ヴィーク=シューマン:『4つの性格的小品』 op.5より、『音楽の夜会』 op.6より
  ・ファニー・ヘンゼル=メンデルスゾーン:『ホ短調のピアノ本』 WV214より 幻想曲−アダージオ 変イ長調 WV253、
   プレスト−鍵盤用小品 イ短調 WV239、 ローマのサルタレッロ −タランテライ短調 op.6/4

●夜の部演奏曲目:
 【広瀬悦子】
  ・テレサ・カレーニョ:テレシタ・ワルツ、海の夢、バラード
  ・エイミー・チェニー=ビーチ:秋に、夜明けのハーミット・スラッシュ、蛍
  ・グラツィナ・バツェヴィッチ:『10の練習曲』より
 【山田武彦】
  ・メル・ボニス:メリザンド、メヌエット、蚊、サロメ
  ・リリ・ブランジェ:古い庭園にて、明るい庭園にて、行列
  ・セシル・シャミナード:ピエレット[女道化師]、アラベスク、古い様式による小品、森の精、タランテラ

  ※曲目、曲順は変更になる場合もあります。予めご了承下さい。

 女性の自立を願って津田塾大学を興した津田梅子は、きっと長いアメリカ滞在中に様々な音楽に触れたことでしょう。昨年は津田塾大学千駄ヶ谷キャンパス開設記念の一環に、歴史に埋もれた女性作曲家のコンサートが組み入れられ、お蔭さまでその意義を広く認めていただけました。音楽という最も身近なメディアを通して女性の歴史と実績を知ることができますし、津田梅子の掲げた高邁な理想とも重なり合うからでしょう。昨年取り上げたエセル・スマイスは梅子とほぼ同時代、イギリスの女性参政権運動にも貢献した作曲家でした。コンサートではそのスマイスのピアノを中心とした本格的な室内楽をお楽しみいただきました。
 洋の東西を問わず、女性が関わった音楽ジャンルはいつもピアノでした。ピアノが生まれておよそ300年、その間どれほどこの楽器のために女性たちが曲を作り、自ら弾いて聴かせてきたことか・・・本年はそこからとりわけ魅力的で親しみやすい小品を選び、昼夜2回のコンサートでレクチャーとともに、お聴きいただきます。
 今回コンサートに登場する4人のピアニストは、それぞれ個性的な路線で高い評価を受け、コンサートの趣旨にも深い理解と共感を寄せている名手揃いです。
 どうぞご期待ください!そしてたくさんのお友達をお誘いくださいますように・・・

企画・構成 小林緑( 国立音楽大学名誉教授)


岸本雅美(ピアノ 昼の部前半)
 大阪音楽大学・同大学院音楽研究科修了。第8回宝塚ベガ音楽コンクール1 位。1997年、日本音楽コンクールのファイナリスト。コンクール事務局が承認した演奏曲目の中に著作権をクリアしていない曲があったため審査を辞退という前代未聞の扱いとなるも、これを機に新日本フィルハーモニー管弦楽団演奏会のソリストに抜擢され東京デビューを果たす。その後、ゲルハルト・ボッセ氏指揮による神戸室内合奏団、ポーランドチェンバーオーケストラ、京都市交響楽団等と共演。近年は特に数多くモーツアルト作品の演奏で高く評価され、2007年「女性作曲家音楽祭」でもモーツァルト時代の女性達を好演。ベルリンフィルハーモニー管弦楽団の首席クラリネット奏者ヴェンツェル・フックス氏とも共演を重ねている。2004年カルロス・セイシャス生誕300年記念コンサートに出演。大阪、東京など各地で度々リサイタルを行う。梅本俊和、野島稔、小森谷泉の各氏に師事。現在、大阪音楽大学講師。



森下唯(ピアノ 昼の部後半)
 1981年東京生まれ。筑波大学附属駒場中・高等学校を経て東京芸術大学卒業、同大学大学院修了。4歳よりピアノをはじめ、2004年、第2回東京音楽コンクール第2位。2005 年、ザルツブルク・モーツァルテウム夏期音楽アカデミーに参加、アカデミー・コンツェルトにて演奏。2006年、東京芸術大学大学院の修了演奏優秀者によるベーゼンドルファー・ジョイントリサイタル( 浜離宮朝日ホール)に選ばれ, 出演。2007年には「女性作曲家音楽祭」に参加、クララ・シューマンの結婚前の作品を演奏したほか、調布市文化会館たづくり・くすのきホールおよび東京文化会館小ホールにてリサイタルを行った。演奏以外の分野では、2008年よりPTNAのウェブサイトにて、アルカンの作品集『エスキス作品63』を全曲紹介する連載を継続中。また、2009年、株式会社プリズムより出版された同『エスキス』の楽譜の校訂・解説を担当した。
 ピアノを竹尾聆子、辛島輝治、東誠三の各氏に、リート伴奏をコンラート・リヒター氏に師事。



広瀬悦子(ピアノ 夜の部前半)
 3歳より才能教育研究会にてピアノを始める。1995年第46回ヴィオッティ国際コンクール3位(1位なし)ほか、ジュネーヴ、ミュンヘン両国際コンクール入賞。パリ国立高等音楽院卒業時にはダニエル・マーニュ賞受賞。1999年マルタ・アルゲリッチ国際コンクールにて優勝。これまでにバイエルン放送響ほか国内外のオーケストラと数多く共演。2003年“別府アルゲリッチ音楽祭” 室内楽コンサートではM.マイスキーらと共演し喝采を浴びる。2007年4月、ワシントンD.C. のケネディセンターにてリサイタルを行い全米デビュー、その模様は世界中にインターネット中継された。同年夏「女性作曲家音楽祭」ではテレサ・カレーニョを演奏。「シャコンヌ」(2004年、コロムビア)を皮切りに、4枚のCDをリリース。
 これまでにピアノをジェルメーヌ・ムニエ、ブルーノ・リグット、中村紘子ほかの各氏に、室内楽をクリスチャン・イヴァルディ氏などに師事。2009年はイタリア、フランスの各音楽祭、リサイタルへの出演など、海外を拠点に活動予定。



山田武彦(ピアノ 夜の部後半)
 東京藝術大学大学院にて作曲を学んだ後、1993年フランス政府給費留学生としてパリ国立高等音楽院ピアノ伴奏科に入学、同クラスの7種類の卒業公開試験を、審査員の満場一致により首席で一等賞(プルミエ・プリ)を得て卒業。数多くの演奏者と共演、的確でおおらかなアンサンブル、色彩豊かな音色などが好評を博し、コンサート、録音、放送等の際のソリストのパートナーとして厚い信頼を得ている。2007年「女性作曲家音楽祭」でもルイーズ・ファランクの独奏曲と室内楽の両方に出演。2004年より“ イマジン七夕コンサート” 音楽監督、2007年より“ 下丸子クラシックカフェ” ホスト役を担当するなど、ユニークなコンサートの企画にも参加。また同年より『山田武彦ピアノ伴奏塾』開講(洗足学園)。声楽、器楽などの伴奏・アンサンブルや、総譜による演奏、移調奏、古楽からバレエ、現代音楽などに至るまでの広範囲な領域の即興演奏法など、多角的な講座を展開している。



小林緑(昼・夜の部レクチャー 企画・構成)
 国立音楽大学名誉教授、和洋女子大学非常勤講師。パリ日本文化会館における「日本の女性作曲家5人とジェルメーヌ・タイユフェール」(女性と音楽研究フォーラム主催、2003)、杉並公会堂における5日間12回のコンサート・シリーズ「女性作曲家音楽祭2007」( 知られざる作品を広める会主催)ほか、女性作曲家によるコンサートを継続的に開催。編著に「女性作曲家列伝」(平凡社、1999)など。


【本コンサートに関するお問合せ】
津田塾大学千駄ヶ谷キャンパス事務室 TEL:03-3402-7333 FAX:03-3402-7688

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